- イベントレポート
TWDWイベント「変なこと(アート)」を仕事にする。——— ビジネスとアートの新しい関わり方とは
好きなことを仕事にしてはいけない。 ことにアートやカルチャーのような、「変なこと」は、あくまで趣味の範囲で楽しむものであって、仕事にするもんじゃない。
そんな時代がいま、変わりつつあります。
アート業界自体に風穴があき、他分野とのコラボレーション、接点が増えつつあるのにともなって、ビジネスとして「アートに関われる」仕事が増えてきているのです。
アーティストになる。学芸員になる。商業的に成功したエンターテイメント企業に入る。そんな”従来の選択肢”に加え、いまアートに関わる仕事には、どんなものがあるのか。 そしてその勢力図はこれから、どう変化していくのか。アーティスト、アートマネジメント に関わる人たちの”稼ぎ方”はどう変わっていくのか……?
「お仕事っぽくない=変なこと(アート)」を生業にしている4人のトークセッションの中で、会場のみなさんとも一緒に、アート 業界の「これから」について考えます。
「渚と」主宰森隆一郎
アートやカルチャーで社会の境目をクリエイティブにする「渚と」主宰 / 墨田区文化振興財団(業務委託) / 東京シティ・バレエ団アドバイザー / 全銀座会G2020プロジェクトアドバイザー / 文化の朝活 東京アーツのれん会主宰ほか。これまでの仕事は、江東区文化センター事業担当、ティアラこうとう制作担当、いわき芸術文化交流館アリオスマーケティングマネージャー、アーツカウンシル東京PRディレクターなど。
「NPO法人Explat」理事長植松侑子
舞台芸術制作者にむけた人材育成と労働環境整備のための中間支援組織「NPO法人Explat」理事長。舞台芸術のマネジメント専門人材のプラットフォーム「合同会社syuz’gen」代表社員。舞台芸術のマネジメントにかかわる人が、自らの仕事に誇りを持ち、心身ともに健康で、生涯の仕事として続けられる方法を模索中。
100BANCH コミュニティマネージャー加藤翼
早稲田大学文学部で哲学を専攻後、社会科学部へ転部。Boston Universityへの留学を挟んで卒業したのち、新卒で外資系コンサルティングファームに就職。アメリカ、タイなど海外プロジェクトでの業務改革に携わる。働きながら通信制美大に通い空間デザインを専攻後、100BANCHの空間設計などに興味を持ち、ロフトワークに入社。100BANCHのコミュニティーマネジャーを担当。食べることより知識を得ることが生きがい。
READYFOR株式会社 ソーシャルインパクト事業部マネージャー小谷菜美
1992年生。法政大学社会学部メディア社会学科卒業後、WEB制作/編集ディレクターのアシスタントとして修行に身を投じる。並行してNPO法人/一般社団のプロボノとしてクリエイティブ支援を行い、ソーシャル領域との接点を持つ。2017よりReadyforにキュレーターとして参画。2018年7月からソーシャルインパクト事業部マネージャー。同時期、事業部の中にアート部門を立ち上げる。