障がいのある中高生の、今と未来の架け橋になるメールレター
Bridge Letter
プロジェクト概要
障がいがあって自分の将来像がイメージしにくい中高生に対して、インタビューを掲載したメールレターを配信します。幅広い分野で活躍している20代の人の生き方を知ってもらうことで、たくさんの選択肢があることを伝えます。
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動機
中学の頃、障がいがあることで、自分の未来が想像できなかった。周りに自分と似たようなロールモデルに出会ったことがなかったから。そして、今、中学の時の私と同じような中高生を見かける。障がいがあることで希望を見出せない、不安を抱えている彼らに、選択肢を増やす機会を提供したい。
仮説
幅広い分野で活躍している人のインタビューを、メールというメディアを使って適度な距離感を持って伝えることで、中高生の将来の選択肢を増やす。
実験
・メールレターの企画制作→配信→効果検証。
・どういうコミュニケーションをしたら中高生に伝わりやすいのかを実験する。
目標
1. 中高生からのアンケート満足度*90%以上 *「将来の選択肢が増えた」「発見があった」
2. インタビュー記事を3通以上配信する。
3. メールレター登録者 30人以上。
4. 中学校・高校にBridge Letterを紹介する。
未来
・世界のどこに生まれた誰であっても、十分な選択肢を持ち、自分の将来に希望を持つことができる未来。
・弱みや苦手があることは恥ずかしいことではなく、生かせるものであると感じることができる未来。
・マイノリティが声を上げやすい未来。
リーダーインタビュー
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あなたはどんな風に育ちましたか?
(さくら)小学生の時は、友達とお笑いをしたり、ダンスをつくって人に見せたりすることが大好きでした。一方で、小学校の担任の先生には「あなたは完璧すぎるから、肩の力を抜いた方がいいのではないか」と言われるほど、完璧主義者でした。
(ゆうり)自然に囲まれながら育つ。いつも畑に行っては、バッタ、イモリ、蝶などの虫を捕まえて遊んでいました。なのに、今は、虫が苦手です。 -
渋谷の街のエピソード
(さくら)大学時代、通勤定期券まで作って、ダンスの練習をしに通った時期がありました。朝5時の景色が忘れられません。
(ゆうり)高校の修学旅行で初めて渋谷に行きました。人混みに慣れていない田舎娘の私は、渋谷のど真ん中で吐いてしまいました。 -
メンバーたちの意外な一面
(さくら→ゆうり)豆腐ばかり食べていることがあるみたいなので、少し心配です。
(ゆうり→さくら)良い意味で完璧主義者なので、いつか体調崩しそうで心配です。 -
意気込みをお願いします!
(さくら)既存の方法に囚われず、今の想像を超えたいです。5年後10年後に「このプロジェクトに出会って、前を向けました」って言ってくれる人がいたらいいなぁ。
(ゆうり)一人だけでも、Bridge Letterによって、未来を明るく広く照らしていけるようにしたい!
PROJECT TEAM
田中さくら
代表
名古屋の公立高校を卒業後、美術大学に入学し、デザインやキュレーションについて学ぶ。自分の経験から、地方に住む高校生の選択肢の少なさに課題を感じて、高校生向けのキャリア教育イベントに関わってきました。卒業制作では、キャリアや進路というテーマに抵抗感がある高校生にこそ情報を届けたいと感じ、「fog lamp letter 〜高校生のあるかもしれない未来を増やすメールレター〜」を制作。大学卒業後は、マーケティング、広告制作の仕事をしています。ストリートカルチャーと展示めぐり、そして散歩が大好き。
池田優里
代表
1997年長崎県生まれ。生まれつき、耳が聞こえない。現在、両耳に人工内耳を装用している。これまでの自分の経験から、未だにも、障がいがあることで希望が見いだせないこと、選択肢が狭ばれていることに違和感を感じ、「聴覚障がい者が生きやすい社会をつくりたい」と強く思うようになる。大学では、聴覚障がい教育や支援体制を専門に学ぶ。また、聴覚障がいに対する偏見を覆すべく、「難聴トーーク!」というグループを立ち上げ、SNSを通して、聴覚障がいのあるある話を情報発信する。大学卒業後は、ブランディングのお仕事をしている。休日は美術館巡りしている。
mentor林 千晶
株式会社ロフトワーク代表取締役
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。