人間の脳をHackするための仕掛けをデザインし、新たな即興演奏の表現を

LESS THAN 68 DAYS

Brain Hack Session

プロジェクト概要

100年後の音楽シーンを作るべく、即興演奏をテーマに新たな音楽体験を提示する作品制作プロジェクトです。現代の音楽シーンではかなり一般的になってきた即興演奏ですが、音楽を即興で演奏するという行為の裏側には、実は視覚、聴覚、触覚などに関わる非常に複雑な脳の処理が行われていることが様々な研究によって明らかになっています。私たちは、それらの研究を元に、演奏者を気がつかないレベルでhackする事で、即興演奏における新たな発見と表現を目指します。

TAG

  • #パフォーマンス

  • #ミュージック

  • #柔らかくて温かいテクノロジー

動機

私たちの目標は科学やテクノロジーによって人間の身体性やクリエイティビティを加速させ、拡張させることである。その一例となる作品を多くのプロジェクトメンバーのルーツである音楽を通じて制作したいと感じ、自分たちが面白いと思う知的好奇心の赴くままにプロジェクトを始動させた。

仮説

即興演奏を演奏する際に、演奏者は外部情報を脳でどのように処理しているのか分からない。そこで聴覚をずらしたらどうなるのか、視覚をずらしてどうなるか、触覚をずらすとどうなるのだろうか。
リアルタイムで演奏者に普通とは異なるフィードバックを与えた時、演奏が変化することは先行研究より明らかになっている。そこから私たちは、うまく脳をHackする仕掛けをデザイン出来れば、新しいリズムや演奏が生まれると仮定している。

実験
  • 6月 実験セットの作成・演奏者とのコネクション・2人組演奏デモ
  • 7月 3人組演奏デモ・ハードウェア開発・広報活動
  • 8月 フィードバックをもとに再実験・評価
目標

このプロジェクトは、どの知覚情報をHackし、どの楽器演奏者が即興演奏を行うかによって実験パターンは無数に存在する。そのためどのパターンが効果的か面白く作用し合うのかについて考えをまとめ、実験を多くこなしたい。また、このプロジェクトは多くの演奏者に演奏してもらい、自覚してもらうことに意味を持つ。そのため100BANCHを通して多くの演奏者とのコネクションを持ち、プロジェクトに参加してもらいたい。

未来

音楽・アート・スポーツなどの文脈で、既存の創造性や身体的なスキルをメディアアート作品を通じて更新、再定義し新たな音楽シーン・アートシーンを開拓したい。
私たちは、機械がどのように人間に近い知能や創造性を獲得出来うるかという流れとは違うアプローチでテクノロジーを捉えたい。それは、人間がテクノロジーによっていかに更新、拡張されるかという視点だ。私たちはそのような立場から作品制作、発表を行い、活動を拡げていきたい。

リーダーインタビュー
  • 「あなたはどんな風に育ちましたか?」
    ー 2つ上の兄と双子の姉がいる3人兄弟の家庭で育ちます。中学受験を経験し、それなりに良い私立の進学校に進み、そこでプロジェクトメンバー全員と出会います。高校時代からプロジェクトメンバーの湯本・安齋とともにバンド活動を始め、楽器機材にこだわりを持ち始めます。大学でも高校と同じようにみんなで活動したいと思い、同じ大学を目指し合格をする。大学に入るとともにコンピュータミュージックに興味を持ち始め、パソコンでの音楽制作を行っています。

  • 「渋谷の街のエピソードは?」
    ー 通っていた高校から電車一本で渋谷に行く事ができていたので、映画を観に行ったりとよく遊ぶスポットでした。また、バンド活動で初めてのライブハウスの場所が渋谷で思い出深いです。オススメのお店は、大学に入ってから行くようになった梅酒の飲み放題がある「彩-SAI-」という居酒屋です。

  • 「メンバーたちの意外な一面は?」
    ー 僕の右腕の湯本くんは誰よりも彼女愛の強い男です笑

  • 「意気込みをお願いします!」
    ー 先端技術を用いて新たな研究分野の開拓を試み、その分野の最前線に居続けられるようなプロジェクトにしたいです!

PROJECT TEAM

天野真

プロジェクトマネージャー

1997年、福岡県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部所属。音楽の中で行われる演奏者同士のコミュニーションの可視化方法を模索する。

湯本遼

ソフトウェア開発

1997年、栃木県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部所属。身体や音楽をテーマに人間の身体性や創造性を問う作品を制作する。

安齋励應

デザイナー

1997年、長野県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部所属。高校時代をイギリスで過ごし、近代作曲法・教会音楽を学んだ。現在は、指揮など音楽に関わる身体運動について研究を行う。

足羽諒介

ハードウェア開発・展示デザイン

1997年、広島県生まれ。学習院大学文学部所属。作品の展示方式に強い興味を持ち、先端技術を用いることによって得られる新たな展示方式のあり方を求める。

寺原侑希

ハードウェア開発

1997年、東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部所属。人間の生活に深く関わることができる映像媒体や作品の制作を目的として活動している。

mentor西村 真里子

株式会社HEART CATCH 代表取締役、プロデューサー

国際基督教大学(ICU)卒。エンジニアとしてキャリアをスタートし、その後外資系企業のフィールドマーケティングマネージャー、デジタルクリエイティブ会社のプロデューサーを経て2014年株式会社HEART CATCH設立。テクノロジー×デザイン×マーケティングを強みにプロデュース業や編集、ベンチャー向けのメンターを行う。Mistletoe株式会社フェロー、日本テレビSENSORS.jp編集長。

mentor岩佐 琢磨

株式会社Cerevo代表取締役

1978年生まれ、立命館大学大学院理工学研究科修了。2003年からパナソニックにてネット接続型家電の商品企画に従事。2008年より、ネットワーク接続型家電の開発・販売を行なう株式会社Cerevo(セレボ)を立ち上げ、代表取締役に就任。世界初となるインターネットライブ配信機能付きデジタルカメラ『CEREVO CAM live!』や、PCレスのライブ配信機器『LiveShell』シリーズなどを開発し世界50カ国以上で販売。2016年にはフル可動式ドミネーターを発売するなどその業務範囲を広げている。