新しいアニミズムの中に生きる人間の日常を描くことで、物との関係性の再考を促す

LESS THAN 74 DAYS

Room con-Anima

プロジェクト概要

ものはこれまでその整形の由来を基盤として、時代によって形や目的を変化させて来ました。それらの多くは人間が使用する際の物理的な制約や利便性、また人間の気付きを元に行われたものであり、人間と共生するために作られているとも言えます。しかしながらもしいま私たちが完全に支配していると考えている日用品が、進化の過程で脱目的化され、人間の知らない独自の目的を与えられた場合、私たちはどのような関係性を築いていけるのでしょうか。人間と異なる合理性を持った日用品の振る舞いについて考えると共に、物と今とは違った関係を結んでいく未来の人間の日常を仮想的に展示することで、現在の人間と物との関係に対する議論と再考を促します。

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  • #アート

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動機

人間が「自分が座るために」作ったはずの椅子や「自分が乗って移動するために」作ったはずの自動車など、「自分のために」作ったはずのさまざまなものたちは、その造形や性質そのものに人間の未だ知りえない意味を持っているかもしれない。 そんな空想を抱いた3人による、「人とものとの新しい関係」探しの プロジェクトです。

仮説

人間と異なる合理性を持った日用品と共に生きる「ありえたかもしれない」未来では、人間が物と結ぶ関係性も今とは異なったものになると考えられる。人間は物が持っている制御しえない領域と折り合いをつけて生きていくために、現代とは異なる価値観の元に生きる未来があるのではないか。

実験

人間と異なる合理性を持った物と「共生する / ある種振り回されながら生きる」未来の日常を、インスタレーション・動画作品といった方式で展示する。

目標

人間と異なる合理性を持った物と「共生する / ある種振り回されながら生きる」未来の日常を仮想的に展示することで、鑑賞者にそこに存在する現実性・違和感・滑稽さなどの感情と向き合ってもらう。それにより、これから物が持つであろう予測不能性や、人と物との新しい関係に対してどのように向き合っていくのか、再考し議論される機会を生み出していく。

未来

「思い通りにできる日用品が好ましい」という現代の関係性に替えて、人間と物との間にオルタナティヴな新しい関係性を提案する。これにより未来に選択肢が増えるとともに、ありえたかもしれない未来を前に現代の議論を活発化させる。

リーダーインタビュー(増田麻耶)

  1. 「あなたはどんな風に育ちましたか?」
    東京で育ちました。高校生の時に文学や政治と同時にエンジニアリングに触れ、それが思っていることや考えていることを自分で形にすることの楽しさを知ったきっかけでした。
  2. 渋谷の街のエピソード
    小中高の受験塾が渋谷にあったためとても馴染みのある場所なのですが、日々変容しすぎて驚いています。100banchに初めて来たときは、渋谷川が露出していることにびっくりしました。
  3. メンバーたちの意外な一面
    私以外みんな夜行性なので、結果的にこのプロジェクトは24時間稼働しています。問題はミーティングです。
  4. 意気込みをお願いします!
    答えのなさを楽しんで作っていきたいと思います。よろしくお願いします!

PROJECT TEAM

増田 麻耶

リーダー

D-LOCの美術担当。慶應義塾大学SFC3年次より多摩美術大学メディア芸術学科に編入。脳科学/インタラクションデザインを学ぶ過程で、「感情の外部からの制御が可能になりうる今、人間の精神とは何か?」という問いに突き当たる。以降人間の一般化できない部分に興味を持ち、美術という観点から学んでいる。趣味はサーキットベンディング。

斉友華

デザイン

東京生まれ。D-LOCのデザイン担当。International Baccalaureate Diploma取得後、慶應義塾大学環境情報学部に所属。高校時代にデジタルファブリケーションの技術に感銘を受け、その技術を使った新しいものづくりに興味を持つ。現在は慶應大学SFCに通う傍ら、ここのがっこうにてファッションデザインを学びつつ、ファッションとデジタルファブリケーションの融合を模索している。

石田花恋

ハードウェアエンジニア

D-LOCのハードウェアエンジニアリング担当。大学で3Dプリンターやレーザーカッターなどの機材に会い、魅了される。精密なものづくりが可能になる一方で、機械が全てを解決してくれる環境で、人は何を創ることができるかという問いの中でものづくりを続けている。また、Sociable Robots Labに所属し、人とロボットの関係について研究する。

mentor西村 真里子

株式会社HEART CATCH 代表取締役、プロデューサー

国際基督教大学(ICU)卒。エンジニアとしてキャリアをスタートし、その後外資系企業のフィールドマーケティングマネージャー、デジタルクリエイティブ会社のプロデューサーを経て2014年株式会社HEART CATCH設立。テクノロジー×デザイン×マーケティングを強みにプロデュース業や編集、ベンチャー向けのメンターを行う。Mistletoe株式会社フェロー、日本テレビSENSORS.jp編集長。