EVENT REPORT

2018.04.09 Mon

スタートアップの祭典「Slush Tokyo」に100BANCHが登場!
世界を舞台に躍動した9プロジェクトに密着!

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3月28日、29日に世界最大級のスタートアップイベント「Slush Tokyo 2018」が東京ビッグサイトで開催。華やかに彩られる会場にひときわ目立つ100BANCHのブースが出現。「GARAGE Program」に参加する9プロジェクトがそれぞれの活動を紹介しました。

ここでは世界各国から集まった起業家や企業などから注目され、大成功のうちに終了を遂げた、100BANCHブースの模様をお届けします!

/////////// Slush Tokyo 2018 開催概要 ///////////
日時:2018年3月28日(水)、29日(木)
会場:東京ビッグサイト (東京国際展示場)
公式サイト:http://tokyo.slush.org/

「Slush(スラッシュ)」は、フィンランド発祥のスタートアップイベント。ヘルシンキで毎年11月に開催されるSlushは、さまざまな技術やサービスにいち早く知れる機会として、世界中のスタートアップ、起業家、投資家、エグゼクティブ、企業、ジャーナリスト、学生が集まります。2008年の初回開催からわずか数年間で、国際的な人材とビジネスモデルが育まれる土壌を作り出しています。

今回開催された「Slush Tokyo 2018」のテーマは、「Breaking Barriers」。国籍・年齢・性別はもちろん、スタートアップ、企業、起業家、投資家、社会人、学生など様々な立場の間に存在する全てのバリアやヒエラルキーを取り払い、自由で新しいムーブメントを起こそうというコンセプトのもと開催されました。

 

テクノロジー、プログラミング、食、ファッションなど、多様性を感じられるプロジェクトで構成された100BANCHのブースは連日多くの人でにぎわい、興奮に沸くプロジェクトメンバー。

まず目に入ってくるのは、存在感たっぷり、ふんどしマンのアンドロイド! これは伝統下着”ふんどし”を「表現者のためのファッションウェア」として未来に伝える「Fundoshi Hack Project」のコーナーです。肉体美とふんどしの掛け合わせが参加者に大ウケ! 一緒に記念写真を撮りつつ、たくさんの人がふんどしに注目していました!

ふんどしアンドロイドは「Fundoshi Hack Project」のメンバーが微動だにせず、マネキンとして活躍しました。

プロジェクトリーダーの星野雄三さんは「このプロジェクトは、いわゆる伝統文化を売り出すものではなく、ひとつの新しい文化をつくることに他ならない。ふんどしというアイコンを使っているけど、その実は人間の潔さであり、決意であり、身体への敬意が含まれています。ふんどしマンのアンドロイドも含め、反応はとてもよいので、『なぜこれが良いのか』そして『この先にこのプロジェクトは何になるのか』を深掘りしていきます。ここからですね」と力強く語りました。

世界共通のコミュニケーションアイコン「吹き出し」の翻訳ツールを開発した「FUKIDASHI」のコーナーでは、漫画の吹き出しをイメージして作られた翻訳機が登場。その愛らしいプロトタイプにたくさんの人が集まります。その人たちは実際に翻訳機を使い、新しいコミュニケーションの体験に驚き注目していました。

プロジェクトリーダーの篠原由美子さんは「とても反応がよくってうれしいです! 『いつ製品になるんですか?』とか『カジュアルな会話だけじゃなく、いろんな場面で使えるプロダクトとしても開発してほしい』などたくさんの反響をもらいました」と満面の笑みで話しました。

「Fundoshi Hack Project」とともに日本らしいファッションで注目されていたのが、最新技術を用いて「着物」を未来につなげる「KISABURO KIMONO Project」。日本の伝統文化である着物をカジュアルに着ることができると、海外の人を中心に人気が集まります。期間中は数多くの人がこのプロジェクトで開発された着物を試着し楽しんでいました。

プロジェクトリーダーの岩本多玖海さんは「日本人って着物に対して固定概念が結構大きいみたいで『いつ着るの?』など、疑問が先行しちゃうんです。でも海外の人はそれをすっ飛ばして『楽しそう』とか『キレイだね』とか感覚で着てくれるので、大きな違いだなと実感しました。それだけに、海外での着物の可能性ってすごくあると感じています」と話し、「ビジネス的にお話しをする人もいたので、これからの展開に期待してください」と付け加えました。

日本茶をもっと自由に楽しむために、日本茶をまるごと食べることが出来るオーガニック日本茶・抹茶パウダーを開発した「NODOKA- ORGANIC JAPANESE TEA」。会場には抹茶、煎茶の他に、玄米茶とほうじ茶のパウダーも用意。海外でのオーガニックブーム、ヘルシーブームに加え、抹茶ブームの背景もあり、多くの人がコーナーを訪れ日本の味を楽しみました。

プロジェクトリーダーの洪 秀日さんは「海外の方が『これ抹茶なの?』 って来てくれることが多かったです。実際に試飲すると玄米茶とほうじ茶が人気でした。海外をはじめさまざまな企業の方から、わくわくするお話しをいただいたので、これからの展開が楽しみですね」と満足げな表情で話しました。

水産養殖と水耕栽培をかけあわせ、魚と植物を同じ環境で育てる農法「アクアポニックス」のプロダクトを開発した「Now Aquaponics!」のコーナーでは、今回のために刷新したプロダクトが初お目見え。透明な二つのキューブには、植物が育つとともに、気持ちよく泳ぐ魚の姿が印象的。光に照らされ、とてもスタイリッシュなプロダクトが多くの人を魅了しました。

プロジェクトリーダーの邦高 柚樹さんは「前作のプロダクトは大きく設置式だったので、実際に100BANCHに来てもらわないと見られない状況でした。新作は移動面や、デザイン面を特にこだわり、100BANCHになかなか訪れられない人へもアピールできたので、とてもよい経験になりました」と、今後の可能性を感じられる時間になったと語りました。

「しいたけだし」で世界平和の一助になりたい。そう話す「SHIITAKE」のコーナーには、しいたけだしと昆布だしを使ったスープを用意。菜食主義で動物性のうま味を全く摂取できない人でも安心して味わえるスープを飲んで、ほっと一息着く人が続出。多くの人が、しいたけの魅力に注目していました。

プロジェクトリーダーの竹村賢人さんは「『興味がある』とか『メールがほしい』という声を多くいただきました。ここでは、だしを飲んでほっとできるからめちゃくちゃ平和じゃないですか(笑)。今後、目標にしている海外進出の話をさせてもらったり、いろいろな提案をいただいたりと貴重な時間になりました」と笑顔で話しました。

光の3原色を利用してワクワクするようなライトを開発した「RGB_Light」のコーナーでは、何色にも輝く色鮮やかな光が登場。光に手をかざしてみたり、水が入ったグラスを持ち上げ光の変化を楽しんだりと、不思議でワクワクするライトに多くの人が驚き注目しました。

プロジェクトリーダーの河野未彩さんは「このライトを見て、『キレイだね』とか『おお!』とか『ワオ!』とか言葉は違えども、日本人も海外の人も同じリアクションで、光の体験って世界共通なんだなって思いました。『これは買えるのか?』など購買に関しての興味をいただいたので、早く商品化したいと思います」と、製品化に向けて意気込みつつ話しました。

ロボットプログラミングの学習に最適なロボット「HACO」と、プログラミングソフトの「HACREW」を開発したプロジェクト「”HACO” robot」&「Teenet」。現役高校生起業家のプロジェクトとあって、「高校生が開発したとは思えない!」と驚く人が続出しました。

プロジェクトメンバーの柳川優稀さんは「ここでは、あえて高校生であることを全面的に言ってきました。そのため『高校生でこんなことやってるの? すごいね!』と反響をもらえたし、海外のプログラミングツールではなかなか成し得なかったことを僕たちがやることに対して、かなり高い評価を受けたと思っています」と自信満々に話しました。

「人類の運命を握る昆虫食に、美しいデザインとレシピを」とコンセプトを掲げる「Future Insect Eating」。ここでは、昆虫に対する印象やカルチャー、概念は国や人種によってさまざまだが、「どのように昆虫を食料として見せていくか」や「昆虫でどこまでのものが作れるのか」などの表現の幅をどんどん広げることにより、日本において昆虫という食料が材料としてどのようにかたちをなしていくのかというプロセスを紹介。普段の生活には縁遠い昆虫が、この先どのような可能性を秘めているのかについて、多くの人が注目していました。

「Slush Tokyo 2018」のメインコンテンツであるピッチコンテスト。初日の3月28日はCrossingステージにて100BANCH PITCH WITH AMBITIOUS 9 PROJECTSと題し、100BANCHの説明から9つのプロジェクトの野望をピッチしました。世界中の投資家や企業などキーマンに向けて思う存分アピールしました!

あっという間の2日間。世界各国の投資家や企業など、さまざまな人たちが100BANCHのブースに訪れました。このイベントをきっかけに9プロジェクトの製品やサービスが、国内はもとより世界を舞台に活躍する日を期待してやみません。「Slush Tokyo 2018」は大盛況のうちに幕を閉じました。

撮影:岩本良介 http://ryosukeiwamoto.com/

WRITER

100BANCH編集部

船寄 洋之

writer / gallery / coffee

鳥取県生まれ。アパレルメーカー、出版社を経て、横浜・反町にH.Funayose galleryをオープン。ギャラリー運営のほか、ライター業や出張コーヒースタンドもおこなう。

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