LEADER INTERVIEW

2018.02.10 Sat

OTACREATORS リーダー下西竜二:
趣味に思う存分没頭できる世界を実現したい!
U-25 Creators' Exhibitionの裏側

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やりたいことを突き詰めてやるような「オタク」が世界を変えていくことを信じて、オタクやクリエイターのマネジメントプロダクションとして活動しているOTACREATORSプロジェクト。リーダー自身もアイドルオタクで、アイドルのプロデュースもしている。

情熱で新しい時代を切り開こうとする20代のオタク的なクリエイターたちをこの100BANCHに結集させ、各メンバーの才能と個性をぶつけ合いながら、新しい時代を生き抜くための展示会『U-25 Creators' Exhibition』を開催しました。3週に渡ってテーマを変えながらクリエイターたちを魅せるためにどんな仕掛けをしたのか。未来の秋元康とも言われるリーダーの想いに迫ります。

U-25 Creators’ Exhibition curated by OTACREATORS
会期:2018年1月8日〜1月26日
場所:100BANCH 2F GARAGE
http://100banch.com/events/6238/

――今回は『U-25 Creators’ Exhibition』ということで、なぜ25歳以下に設定したのでしょう。

まず僕が23歳なので。いつも30代に間違われるのですが、、自分より年上の人が多いとちょっとやりづらいかなって笑

すでに実績があって開花している人はもちろんですが、これから伸びる可能性がある人を応援したいんです。芸能事務所っぽく言うとnext starですね。

――プロデュースの方法は色々あると思いますが、今回はなぜ展示という形をとることにしたんですか。

見に来た人が興味をもった先に、コラボレーションをしれっと狙っているんです。実際に仕事の発注依頼も数件あって、クリエイターも喜んでいます。

一番作品を観てくれていたのはやはりBANCHメンバーで、Culture ShockSプロジェクトのメンバーがサービスのロゴデザインを依頼してくれたり、コラボレーションもいくつか始まっています。

――展示してもらうクリエイターたちはどうやって集めましたか。

秋頃に片っ端から美大の作品展を周りました。1日25,000歩くらい歩いて!

声をかけたのは作品展の中の上位受賞者もいるんですが、受賞していなくても自分が圧倒された作品の作者には直接アプローチしました。僕自身は美大出身ではないのですが、自分が選んだものが評価されることもあるので目利きはできる方なのかなと思います。

――クリエイターを口説くコツはありますか。

100BANCH 1FのLAND seafoodのお店はオシャレなので、そこへ連れて行ってランチを奢ればすぐです笑

下西 竜二
1994年広島県出身。100creators代表。20歳で起業、のちに清算。その後、NPOの運営や外資系企業での営業などを経てクリエイタープロダクションを立ち上げる。プロダクション運営の他にアイドルのプロデューサーとしても活動している。オタクのみをメンバーに集めたOTAGROUPの代表も務める。

――1週目の「NEXT JAPAN」というテーマはどこからのインスピレーションですか。

メンターでもある楠本さんの著書「NEXT TOKYO」を意識しています。

今回はそれぞれのクリエイターに「NEXT JAPAN」というお題を与えて作品を持ち寄ってもらいました。さすがに全部ではないですが、半数以上は今回の展示のために制作しています。

――おすすめのクリエイターはいますか。

サプライズ松本さんはプロジェクションマッピングアワードを2連覇している凄腕の持ち主で、今回展示した映像作品は国内初出しのものです。

展示を見た人から実際に映像制作を何本か依頼され、忙しいとうれしい悲鳴をあげていますよ。

参加クリエイター
・サプライズ松本 、他3名
・moekasu
・五十嵐拓也
・UNICA
・田上あゆみ
・関喜一

三百六拾東京心臓_Tokyo Heart 360

――2週目の「Neo Kawaii」はだいぶテーマを絞ったんですね。

最初は「New Kawaii」にしていたんですが、お正月にテレビを 観ていると“Neo”という表現がきているというのを見て急遽変更しました。”Neo” は「新しい」を意味する言葉なので、いわゆる原宿系のカワイイではなく、それぞれのカワイイに対する新しいイメージをもとに作品を展示してもらいました。これから世界に出ていきそうな”カワイイ” イラストレーションを行っているクリエイターを集めました。

 

参加クリエイター
・quma
・いさき
・咲の字。
・大越早苗
・木村朱里

――3週目は「Anime Sprouts」ということでアニメーションですね。

SNSのマーケティングで主流の6秒動画を題材に、6秒間のアニメ作品を集めました。6秒アニメ(GIF動画)ってスマホ世代だからこそ出てきた新しいアニメ文化だと思ったんです。

――クリエイター数が多いですが、すべて自分で声がけしたんですか。

このテーマのみ、クリエイターのうなばら海里さんがセレクトしたクリエイターで構成しています。うなばら海里さんはTwitterで何万リツイートもされるくらいすごい人なんです。

今回のアニメーターたちは普通のスタジオには入りたくない人も多いので、今後僕がアニメーターにとって快適なアニメスタジオを運営して囲い込みたいと思っています笑

参加クリエイター
・うなばら海里
・橋爪伸也
・ギブミ〜トモタカ
・Haco
・こじま かいじろう
・YUKA OKAWARI
・松井玲南
・YAGI
・油原
・中野広大

展示を見学に来たサイボーグ由妃さん(@cyborgyukky )

――クリエイターのプロデュースとは実際どんなことをするんですか。

まずはモチベーションをあげることですね。営業先のミーティングに同席してもらって ちゃんとクリエイターの良さを推しだすことで本気度をわかってもらったり。1番は「あなたの作品が好き!」と伝えることです

――なぜプロデューサーになろうと思ったんですか。

カメラマンの友人がいて、作品はすごく良いのにスケジュール管理とか会計は弱いのを見て「なんでマネージャーがいないんだろう。」と思ったんです。

クリエイターは作ることに専念して、人の世話をすることが好きな人がマネジャーをすれば良い。普通の会社で正社員になると色々できないと困るけど、得意なことだけ業務提携できれば良いと思っています。

――それがオタクのみをメンバーに集めたOTAGROUPなんですね。

僕自身の体験でも、行く予定だったアイドルのライブの予定を蹴って仕事の打ち合わせをしていた時に、話しながら2人ともイライラしてきたんですね。ライブのことが気になって思うように捗らなかった。取っ組み合いのケンカになりそうでしたが、「今からでも間に合うから行こう!」と2人でライブに行っちゃいました笑好きなことよりも仕事を優先してしまうと、仕事の効率が悪くなってしまうことに気づいたんです。

あるアイドルのライブの日が4/1だった時、Twitterで「入社式よりライブに行きたい」という投稿があまりにも多くてニーズを確信しました。

オタクにとっての理想の世界は、趣味に思う存分没頭できることじゃないのかなと思っています。でもオタクを極めれば極めるほど正社員という制限のある働き方はやりづらいんです。

OTAGROUPは好きなことを専門にする集団として、バレンタインデーにOTAGROUP株式会社に法人化予定です。バレンタインデーにした理由はお察しください笑

WRITER

100BANCH編集部

越本 春香

ロフトワーク クリエイティブディレクター
100BANCH コミュニティマネージャー

大学卒業後、ノベルティグッズ制作の会社で企画営業を担当。リアルなものづくりから、形のないものを作る世界に惹かれキャリアチェンジ。広告代理店にてECサイトの広告プランニングなどを経て、2012年にロフトワークに入社。クリエイティブディレクターとして上流工程からの企業サイトの構築や、体験を通したイベント設計・運営も手がける。直近では100BANCHのコミュニティマネージャーとしてプロジェクトの活動を盛り上げている。